2013年1月24日木曜日

ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:最終回「成り上がれ,『ゴッドファーザー』に(10)」_2

。まあ,基本的にゲーム性はそのまんまではある。  ただ,IXA RMT,頼み事以外では一般人を攻撃できなくなっているほか,とある政治家が売春婦とのSMプレイ後に殺人を犯したシーン(実際にはその政治家は犯人というわけではなく,罪を着せられた)で血の海になったベッドが,赤ではなく黒くなっているあたりはとくに残念。  また,ストリッパーや売春婦の表現が,海外版ではショーツ1枚でオッパイ丸出し状態だったのに,国内版ではセクシーなスリーインワンの下着姿になっているのも,ゲームの本編とは一切関係ないながらも,残念と言えば残念か。もっとも,前作の売春婦が地味なロングスカート姿にされたことと比べれば,精一杯がんばった結果と思えなくもない。  こういった表現への規制について,開発スタッフがどんなことを思ったのか,機会があったら聞いてみたいものではある。  ちなみに,このゲームは映画版の「ゴッドファーザーPart II」のストーリーを踏襲し,映画同様の叙情的なエンディングが用意されているものの,その内容は少々異なっている。  まず目に付くのは,映画でロバート?デ?ニーロ氏が演じていた,若かりし頃のヴィト?コルレオーネに関するパートは一切登場しない点。  デ?ニーロ氏といえば以前,ゲームに対して肖像権の使用を許諾しなかったため,α版まで出来上がっていた「タクシードライバー」が発売中止になってしまったこともあった。ゴッドファーザーIIも,ひょっとしたらそういう理由で,映画で描かれていたパートがカットされたのかもしれない。  これは余談だが,マイケル?マン監督がGearbox Softwareと協力してプリプロダクションを進めているゲーム版「ヒート」は,アル?パチーノ氏の肖像権が獲得できなかったため,ゲーム化そのものが中止になったという話を聞いたことがある。ヴァル?キルマー氏とトム?サイズモア氏の肖像権使用許諾は得ているらしいのだが,その後どうなったのだろう?  なお,ダークブラッド RMT,アル?パチーノ氏といえば,「スカーフェイス」のゲーム版に肖像権の独占使用許諾をしているため,前作同様ゴッドファーザーIIにも,アル?パチーノ氏は登場しない。  だが,トム?ヘイゲン役のロバート?デュヴァル氏は前作に引き続き本人の肖像だけでなく,声でも出演。フレド役のジョン?カザール氏(1978年に骨髄ガンで他界)は,遺族が肖像権の使用を許諾したため,マイケル?コルレオーネのダメ兄貴役としてゲームに登場している
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